真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

柔道部 躍進の秘密

柔道部 2018年09月14日

 

関東大会ベスト16まで進む快進撃を魅せた原動力

この数字がなんだかわかりますか?

N  157試合    73勝  70敗    14分 勝率 46%

T  262試合   185勝  63敗    14分   勝率 71%

O  225試合   117勝  86敗    22分   勝率 52%

S  237試合   151勝  47敗    39分   勝率 64%

N  311試合   194勝  79敗    38分   勝率 62%

U  301試合   193勝  74敗    34分   勝率 64%

M  270試合   133勝  94敗    43分   勝率 49%

I  158試合      60勝   72敗    26分    勝率38%

 

この数字…実は、関東大会ベスト16まで中心となって部を引っ張ってきた3年生部員たちが、武南高校柔道部に入部してからの公式戦、練習試合を含め、すべての真剣勝負の記録です。

顧問の佐藤先生、大きな体を使ってワザを教え、時に、強い言葉を使って生徒を鼓舞しながらも、しっかり選手ひとりひとりのデータを収集し、生徒の成長を数値の上でも把握しながら、データに基づく適切なアドバイスをされていらっしゃるのです。

「高校時代、生徒は肉体的にも技術的にも成長します。ベンチプレス60キロ上げるのがやっとの生徒が、110キロをあげるまでになり…試合に勝てるようになる。ベンチプレスにしても、いきなり重たいのが上がるようになるわけじゃない。日々の練習があってこそ。これまであがらなかった重さがあがるようになり、技術的にもワザにキレがでてきて…試合に勝てるようになる。それでも試合で勝てないのなら、それは、本人の心の問題。練習で追い込んで、弱い自分に勝つしかない。精神論だけでなく、データを揃えることによって、生徒たちが各自の壁をぶちやぶっていくのを見るのが…本当に楽しいんですよ。」と、先生は目を細めます。

 

3年生最後の公式戦は、学徒総合体育大会兼全国高等学校柔道大会個人戦でした。この大会には各地区ベスト8の選手がエントリーすることができます。

66kg級 石嶺くん 2回戦敗退

73kg級 森山くん 2回戦敗退

73kg級 持木くん 初戦敗退

73kg級 田島くん 準優勝

81kg級 國松くん 初戦敗退

90kg級 中野くん 初戦敗退

100kg超級 門屋くん 3位

女子57kg級 飛山さん ベスト8

 

という結果になりました。各級1名がインターハイ出場と言うこの試合で、田島くんは準優勝という、あと一歩というところまで駒を進めました。

<田島くんの試合内容>

1回戦は順当に勝ち、2回戦は武蔵越生高校の強い選手とあたりました。田島くんが強気に攻めていったところを相手に、片手をつかまれたまま、袖つり込み腰で投げられてしまいます。実はこの技、大変危険なワザなので、反則勝ちを拾うこととなりましたが…田島くんも腕を痛めてしまいました。

続くベスト8をかけた戦いは、北部1位の選手とでしたが勝利し、ベスト8で、この級で南部地区ナンバーワン、全中でもその名を馳せてきた埼玉栄高校の選手と死闘を繰り広げました。最初、田島くんがワザありをとり、次に、相手にワザありをとられます。が…一瞬のスキをついて寝技から締めを繰り出し勝利を納めます。ヤッター!ですが、試合後、田島くんが手を押さえています。なんと、2本の指がダラ~っと脱臼してしまっていたのです。

簡単な治療をうけ、指をグルグル巻にして決勝に臨みましたが、相手とまともに組むこともできず…。ただ、この階級の強豪たちと互角以上の勝負をしたことに、先生も満足していました。

また

武南高校柔道部唯一の女子部員飛山さんは、9月初めに行われた川口市民体育祭において、見事な大外狩り、大内刈りで優勝しました。部のアイドル or マドンナ?は、試合後の写真の中でも、男子部員の首をさりげなく、締めているでしょ笑 彼女の存在は部員たちの励みにもなっているようです。

 

まとまりのある良い部活になってきました。

これからも柔道部へのご理解とご声援…よろしくお願いします。

 

※お知らせ

武南高校柔道部の練習を見てみたいという中学3年生は、学校(顧問佐藤)までご連絡ください。