真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

フェラーリに魅せられて…祝!筑波大合格!

2016/01/15

筑波大学 工学システム学類 合格

「強いところでサッカーをやりたい!」

そういう思いで、両親の仕事の関係で埼玉にくることになった中井くんは、武南高校選抜コースへ入学してきました。

彼は初めて練習に参加した日のことを鮮明に覚えていると言います。

「もう~メチャクチャ速くって…すごいところに来ちゃったな~って思いました。(笑)」

それでも彼は部活をやめようとは思わなかったと言います。

「一度やろうと決めたことですし、レギュラーかどうかということよりも、サッカーが好きという自分の気持ちを一番に考えてきました。」

 

大変だったであろう『勉強との両立』のことを聞くと…

「とにかく、”後でやろう!”と考えることだけはやめました。その日のうちに理解する。担任の増田先生は、自分が納得いくまで説明してくれたので、本当に頼りになりました。感謝しています。」

そもそも、筑波大の受験を勧めてくれたのも増田先生だったと言います。

 

「中井の持っている理科的能力、進みたい方向性を考えて、筑波大に勝算ありと踏みました。筆記試験の後、学校に中井をよんで、翌日の面接試験の策を、理科担当の野口先生にも手伝ってもらって…徹底的にねりました。それがバッッチリ当たり…中井本来の持ち味を、面接試験で発揮することができたと聞いて…心の底から…やった!という気持ちになれました。中井との出会いに感謝しています。」

野口先生も言います。

「筆記試験で自分はどう考え、どう答えを導いたのか、あるいは、どうして解答までたどり着けなかったか、そこを冷静に中井に考えてもらって、どう考えればよかったのか、どんなことが解答に至るまでに必要だったのか…一緒に考えてみました。時間をかけていくとともに、中井の潜在能力に気づくことができて…。教師としてこんなうれしいことはありませんね。」

中井くんの将来の夢はフェラーリのボディーデザインに携わること。空気抵抗を極限まで考え抜かれた上での美しさに魅せられたのだそうです。

「フェラーリ?」…と聞いて、車、バイク好きの武田先生が話に加わってきました。フェラーリミュージアムの話をすると、中井くんの目がさらに輝きました。

フェラーリにかかわる仕事をすることなんて…簡単なことではないことぐらい誰だってわかっています。それでも、夢を持って進もうとする彼の可能性に…もしかして…と祈り信じたい気持ちで一杯になります。

合格おめでとう!夢に向かってアクセル全開でがんばってください!