真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

私に…合っていた ♪ 祝!法政大学合格

2018/02/08

鳩ヶ谷中学出身 選抜コースの佐藤さんが法政大学文学部に合格しました。

「私が武南高校を選んだ理由は、あまり言いたくないのですが…笑、家から近くって、マラソン大会やプールの授業がないからでした。笑 でも、武南での3年間は…”私には合っていた” って…思います。担任の津島先生は悩んでいる時に支えてくれた優しい先生で、入学当初と高校最後の一年間が津島先生のクラスで本当に良かったって思います。」

「高校時代を振り返ると、やはり、文化祭が一番の思い出です。2年生の時には、教室内にジェットコースターを走らせるというアトラクションをやりました。(右の写真で私が座っているのがトロッコです。)3年生の時は、ポプコーン屋さん…。勉強以外のことで、友だちと『こうしたらいいよ。ああしようよ。』って話してて…ふと気づいたんですよね。武南のこういう温かさってスキだなぁって。」

「武南の先生方は、やさしく、よく声をかけてくれました。私は、入学直後のスプリングセミナー(左の写真)で勉強の方法を教えてもらったので、1年生の時から勉強する習慣は身についていたと思います。ただ、学校の成績はまあまあ良かったのですが、模試の成果がいまひとつでした。そんな時、英語の武田先生に ”強引に” 朝の補習に来るように誘われて…『毎朝?』って思いながらも仕方なく…笑。」

「早朝講習では、2年の1学期に、英検2級の長文問題を徹底的にやりました。もともと文学そのものに関しては興味があったし、本を読むことは好きなのですが、内容真偽問題になっていると、選択肢の違いがわからなくなってしまっていました。先生は本文に書かれていることと、設問の選択肢の関係を丁寧に解説してくれたので、少しずつ正解率が上がり、解答する時間も速くなって、2年で2級に合格することができました。先生は『偏差値70にしてみせる~♪』と言ってベネッセ模試の過去問も随分解きましたが…笑。でも、2級合格は私にとって大きな自信になったのは確かです。」

「先生は受験指導に熱心なのですが、時間があると、”考えるヒント” をくれました。例えば、脳に関する入試問題を読んだりすると、脳つながりで、日本人の脳と他民族の脳を研究してきた角田忠信教授の『日本人の脳』を紹介してくれました。この本の中で、

『人間の脳は右脳と左脳とに分かれ、それぞれ得意分野がある。右脳は音楽脳とも呼ばれ、音楽や機械音、雑音を処理する。左脳は言語脳と呼ばれ、人間の話す声の理解など、論理的知的な処理を受け持つ。ここまでは日本人も西洋人も一緒である。ところが、虫の音をどちらの脳で聴くかという点で違いが見つかった。』

と書かれているのですが、先生は、『オレがアメリカのイエローストーン国立公園に立った時…どう思ったと思う?違うんだよ。(角田教授の説と)違ったんだよ。』って、先生の経験を踏まえて仮説を立て説明しだしたんです。ひとつの答えを最短でみつける受験テクニックを教えてくれていたのに、自分で仮説を立てて論証することもアリなんだって…笑…。」

「修学旅行で行ったオーストラリアで、言葉が通じたのはうれしかったし、発見でもありました。言葉って、こんなに気持ちを伝えることができるツールなんだって気づかされたんです。私は、大学では文学を専攻します。言語には、その文字通りの意味だけでなく、その言葉が発せられた状況や時代背景、文化が染み込んだ深い意味が込められています。色々な文学作品に触れながら作者の気持ちにシンクロさせて、まずは、感性豊かな人になりたいと思っています。」

一歩、一歩、自分の立ち位置を確かめながら歩を進める佐藤さん

合格おめでとう!ステキな出会いに感謝です。