羽ばたけ、世界へ!  武南中学校

学校法人武南学園 武南中学校

文楽鑑賞教室に行ってきました

2018年12月15日

国立劇場にて、中学2年生が人形浄瑠璃文楽を鑑賞してきました。

文楽は能楽や歌舞伎と並び、ユネスコにより「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載された、世界に誇るべき素晴らしい文化遺産です。300年以上にわたり、大阪の地で庶民の手によって育まれてきた文楽は、時代ごとに新たな空気を取り入れながら、多くの人に愛されてきました。

そのような伝統芸能を中学生から鑑賞できる機会はとても貴重ですね。その魅力を知り、未来へ受け継いでいきましょう。

菅原伝授手習鑑』(すがわらでんじゅてならいかがみ)を鑑賞しました。平安時代の菅原道真の失脚事件を中心に、道真の周囲の人々の生き様を描きます。主君に対する、当時の人々の思いの強さや考え方は今の私たちには理解しにくい部分もあったでしょう。しかし、真剣に見入っている姿は、多くのことを学んだように思いました。

【生徒の感想】

☆「誰かを庇ったり守ったりする時は、他の誰かが傷つくこともあるのだと思いました。また、昔の人にとっての死と、現代人にとっての死の意味合いが違うことに少し切なさを抱きました。

☆人形を操っている人達の苦労が垣間見えました。手足だけではなく、人形の身体全体を揺らしてみたり、頭を振ってその時々の感情に合わせて目や眉毛を動かしたり等、このような技術はかなりの時間をかけて手に入れることができるのだと感動しました。

 

今の、その若く瑞々しい感覚で、多くのことを吸収してください。

その経験の一つ一つが皆さんの感性と人間性を豊かにします。

今日のこの晴れやかな青い空は、あなたたちのまっさらな心を表しているようでした。