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学校法人 武南学園 武南高等学校

【サッカー部】埼玉県 2冠 達成!

サッカー部 2023年05月02日

 

R5 高校サッカー埼玉県大会で武南高校サッカー部が決勝で埼玉平成高校を延長の末、3-1で破り、4年ぶり18度目の栄冠に輝きました。

 

中盤からきちんとパスを回してゲームを組み立てていく両校の戦いは、ピッチの外にボールを蹴り出すことも少ない、運動量の多い試合となりました。ゴールキックもせず、パスをまわしてくる相手に対して、戸上選手、川上選手が高い位置からプレスしていきますが、思っていた以上に相手に振り回され、前半34分に失点を許してしまいます。1点先取した相手チームは、ベンチ、スタンド一体になって勢いづき、武南に襲いかかってきます。

得点しなくてはならなくなった武南は、色々な攻撃パターンを試しますが、パスコースを封じられていたり、選手の好きなカタチでパスを受けれなかったりで、なかなかフィニッシュまでもっていくことができませんでした。

 

後半初めから2人の選手を交代し、大きくパスを回し、サイドチェンジを試みたり、グランドを広く使った攻撃をしかけます。チームの核である10番松原選手も、広い視野で仲間に指示を送りながら、サイドから鋭いドリブル突破をこころみますが、相手のゴールをこじ開けるまでにはいたりませんでした。それどころか、ルーズボールに対して、スルスルっと抜けた出した相手に決定的なシュートを打たれてしまいますが、キーパー前島選手がファインプレーで止めて、追加点を許しません。

そして、後半8分、文元選手のパスに、走り込んだ戸上選手が、ついに同点ゴールを決めました。

 

やった! ここからだ!!!

スタンドのチームメイトもチア部の生徒達も、みんなひとつになって、よろこびを爆発させました。

 

延長戦になって、相手選手の中に、足をつる選手が多くなりました。

一方、選手交代がうまくいった武南は、代わって入った選手が機能しだし、スタメンで出ていた選手達も運動量が落ちることなく攻め続け、延長後半2分、文元選手の左足のシュートが決まり勝ち越します。

ベンチから飛び出してくる選手達と抱き合ってよろこびを分かち合う姿は…最高の瞬間!勝ちたいというみんなの思いがひとつの絵となってピッチ上で輝いていました。

 

その2分後、大豆生田選手がダメ押しの追加点を入れて、3-1 延長も含めた100分間で22本のシュートを放ち、勝つことができました。

埼玉平成高校も、よく鍛えられ考えたサッカーをやってくる素晴らしいチームでした。両校とも、持ち味をすべて出し切ったこの試合で、関東大会へむけての課題も見えたと思うので、埼玉県勢として、大暴れしてくれそうです。

 

武南サッカーフィールドが出来上がった今年、2冠を達成し、理事長先生、校長先生とも勝利を分かち合うことができました。

 

毎日の練習最後の走り込みが、最後の最後に勝利を引き込む力になっている。よろこぶ生徒達を見ていて、本当にうれしく思いました。感動しました。これが武南だろう!そんな思いでいっぱいになりました。

関東大会に駒を進めた武南高校サッカー部に、引き続き、熱い応援をよろしくお願いします。