【美術部】第68回埼玉県高校美術展 優秀賞・全国大会出品
美術部 new!2025年12月20日
令和7年度 第68回埼玉県高校美術展にて、本校の美術部2年の須藤さんが【平面部門】で 優秀賞を受賞し、全国大会に出品することになりました。この作品は、昨年6月から考え始め、1年以上かけて制作した、高校生活の集大成となる作品だそうです。
本人にインタビューをしたので、その内容をお伝えします。
・優秀賞を受賞したときの気持ちはどうでしたか?
受賞を知ったのは、修学旅行から帰ってきた当日でした。後輩から届いたLINEでその知らせを受けました。こだわりぬいて、自信があった作品なので、自分の作品が認められたことをうれしく思いました。
・作品について教えてください。
作品のタイトルは「静止からの脱却と1.5倍のピザ」 です。
制作では、キャンパスにマスキングテープを貼り、一度絵を描いたあと、テープを部分的にはがして、もう一度描き重ねるという方法を使いました。結果的に「1回半描く」ことになり、それを「1.5倍のピザ」にたとえたことがタイトルの由来です。
もう一つのきっかけは、なんとなく見ていた動画でした。静止画なのに、目の錯覚で動いて見える現象におもしろさを感じ、「絵でもそんな表現ができたらいいな」と思ったことから、このマスキングテープの技法を思いつきました。
美術部顧問の中川先生にも話を伺うと
「10年に1度くらいの頻度で奇抜なアイディアを持った作品が出品されるが、この作品はそれにあたる素晴らしい作品。この技法は今後美術界の中でより注目されていくことになるかもしれない」
と大絶賛でした。まだまだ絵の能力は努力でより一層高まっていくはずだが、この独創性と発想力、色彩感覚などは大きな武器になるので、今後もぜひ頑張ってほしいとエールを送っていました。

