真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

アメリカ研修 2019 その5

2019/03/19

今日で Woodstock Academy での研修が無事終わりアメリカ研修の集大成ともなるボストンへ生徒達は向かいます。最後生徒たちがこの一週間まるで家族のように接してくれたホストファミリーに別れを告げている様子はこの一週間がとても充実していたことを物語っていました。

Woodstock からボストンへはバスで1時間半程度の距離になります。道中生徒たちにはボストン研修がこの研修の集大成となっていると同時に「グローバルリーダー」の育成のための研修内容になっていることを再確認してもらいました。

ボストンに到着すると早速生徒たちはベンチャー企業が普段使用している「ボストン・イノベーションセンター」の一室を使って「Leadership  Session」が行われました。まこのボストンでは「Leadership Session」は 2 回行われ現地の優秀な学生 4 名を迎えて「グローバルリーダー」に必要なスキル、Communication(対話話),Creativity(創造)、Confidence(自信)を 2 回に分けて学んでいきます。学生は「ハーバード大学」「ボストン大学」「タフツ大学」といった世界の名門大学でこれから「グローバルリーダー」として確実に活躍していく学生達です。今日はまず「Communication」をテーマに約 3 時間学生たちとディスカッションをしていきました。そこでは生徒たちが学生と「積極的」にまた「楽しく」英語でディスカッションをしていました。生徒の発する英語には「自信」があり Woodstock Academy での研修を通して身につけた会話力がそこにはありました。

「Leadership Session」を終えるとお昼をとるために徒歩でボストンでも有名な観光名所でもある「クインシーマーケット」へと向かいました。今日はちょうど「St. Patrick’s Day」といってキリスト教の祝日で町中には祝日のカーラーでもある「緑」を身につけた人で賑わっていました。生徒は班別自主研修の下見も兼ねて 2 時間ほど自由時間を設けてショッピングなどを楽しんで貰いました。

午後はボストンにある「Northeastern University」の一室を借りてゲストスピーカーの武田氏を招いてディスカッション形式で「グリッド(やり抜く力)」について講演をして頂きました。ここでは武田氏のここまで歩んできた生い立ちをもとに彼自身がどのように「グリッド」を身につけてきたのかを生徒目線で分かりやすく説明して下さいました。そして武田氏からはこの「グリッド」を生徒にも身につけてもらうために生徒自身の体験談をケーススタディとしてディスカッションをしていきました。最後生徒からは「これからはいま自分のやりたいこと自信をもって貫いていきたいです」という発言もでるほど生徒は武田氏から刺激を受けていました。

武田  悠作さん(たけだ  ゆうさく)

米国ウェズリアン大学卒業(優等・フリーマン財団より全学費免除特待生)

ニューヨークで IT 関連会社勤務、一橋大学にて研究助手として経営論・組織学習論の研修に従事

2016 年よりハーバード大学大学院経営学部博士課程に在籍。専門は経営学。

主に計量的・質的研究手法両方を用いて技術革新や多角経営を組織論と社会認知論で分析する。  武田氏の講演の後は初年度から担当してくださっているコーディネーターのミナコさんによる「Reflection(振り返り)」を行いました。「Reflection(振り返り)」は今日学んだことを定着させるために毎日プログラム終了時に行われます。生徒が残り 3 日間最後どこまで成長できるかが楽しみです。