真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

始業式

2020/04/07

 

令和2年度の始業式を行いました。

登校する生徒達を待ちうけ、横断歩道で指導していると、3台の車が、生徒たちが通るのを優先して停まってくれました。そして、1人の生徒が「ありがとうございます。」とお礼を言いました。何気ない、いつもの光景が、とても愛おしく思えました。

久々に、短い時間でしたが、子ども達の声が響き渡る教室。いつもと違った形で新学期が始まりました。懐かしい笑い声、久しぶりの笑顔。今年の1年生の中には、親が武南、姉妹も武南、そして、本人も武南へ行きたい!と決めてくれた生徒もいるようです。

時差通学をしてきた1年生の教室を覗くと、今年担任デビューした英語科の東甫先生と国語科の石井先生が、生徒たちに自己紹介、初心表明をしていました。

「野球部の顧問の先生が英語の先生で…影響を受けて教師を目指そうと思いました。高校時代は、人間性を高めることが一番大切。」という東甫先生。クラスの生徒からは、英語を頑張りたいという声もあがって、うれしそうでした。

英語はなぜ勉強するのでしょう?話すだけならポケトークがあれば十分かもしれません。ですが、学校で英語を学ぶ理由は、海外に出てやるぞというマインドを育てる側面もあるのではないでしょうか?実際、異文化に触れあうと、自分が当たり前だと思っていることを揺さぶってくれるものなのです。それが、とても素敵なことなのです。アメリカ研修オーストラリア修学旅行…楽しみになってきませんか?

コロナ感染拡大が予想され、これから先、どのような展開になるのかわからないので、ネットを使っての連絡、教科指導を可能にするために、ログイン作業を完了して、登校初日は終了しました。

 

「今度学校に来る時まで担任の名前を覚えておくこと!」東甫先生の最初の宿題でした。(笑)

 

しっかり予防してくださいね。笑顔で再会できますように…。

 

コロナ感染の現状についてテレビを観て、関連情報をググるのもいいでしょう。でも、せっかく時間があるはずですから、視点をかえて考えてみる。本を手にとってみてはいかがですか?人類は、これまでに、同じような病原菌と戦って今があるのも確かです。文明の発達に興味がある人は、『銃・病原菌・鉄 』(上)(下)ダイアモンド・ジャレド 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)…オススメです。各自、今ある時間を有効に使ってくださいね。