真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

居心地の良い余白の美 祝!名古屋大合格

2019/03/14

白幡中学出身 選抜コース脇坂くんが名古屋大学に合格しました。

中学時代にサッカーをやっていた脇坂くんは、全国大会での活躍を夢見て、武南高校に入学しました。しかし、ケガとかもあって、色々悩んだ結果、部活を辞めて、勉強に打ち込むことに…。しかし、夜遅くまで勉強すると、朝、起きれなくなり、遅刻がかさみ、生徒指導の対象となってしまうこともありました。

「勉強する方法を試行錯誤していたとはいえ、あの時は、ご迷惑をおかけしました。」と

指導にあたられていた教頭先生にもしっかり合格の報告をしました。

明るい性格の脇坂くんは、オーストラリアの修学旅行では、生徒代表の挨拶に立候補し、英語できっちりとスピーチをやってのけました。しかも、お決まりのフレーズを暗記して…というものではなく、彼らしいユーモアも盛り込まれていたので、ネイティブの人たちからの評判も上々、「英語に対するモチベーションにもなったかも♪」と振り返ります。

「それでも、武南で一番の思い出は…と聞かれれば、仲の良かった友だちと勉強方法とか話していた、何気ない日常かな~。受験に関する情報や、悩み、あいつもがんばっているからオレも負けたくない的な…。それで、現役時代は、ただただ自分が、自分さえ頑張れば…と思ってやっていたんだけれど…、浪人し、9月から予備校に通ってみて、初めて、担任の津島先生が言っていた ”受験は団体戦” という本当の意味がわかった気がしたんです。だから、後輩に言いたいのは、クラスの、身近な仲間との、受験に向けての雰囲気作り、みんなで頑張るという意識が大切だぞって…」

うれしそうに語ってくれる脇坂くん

先日の職員研修会で、校長先生からPrince Ea 「学校システムを告訴する」I JUST SUED THE SCHOOL SYSTEM という動画が紹介されました。 ”学校教育は、金魚を木に登らせるようなことを生徒に強いて評価をしようとしているのと同じではないか?” という学校システムそのものを問うこの動画を、教職員全員で見て、考える時間を持ちました。ただ、残念ながら、この動画に応える ”武南の完全解答” はまだ見つかってはいません。それでも、学校は、どういう形で生徒をサポートするべきか、そのベストの方法があるとしたら、 ”目の前の生徒ひとりひとりが違う個性を輝かせていることに気づき、教員自ら、行動を振り返えることを怠らない” ということかもしれません。そんなことを改めて気づかされ、考えていたところでした。

笑顔で学校に報告にきてくれた脇坂くんを見ていて思いました。

高校時代が嫌いだったら…わざわざ顔をみせに来てくれなかったでしょう。

学校の路線から外れたら………ではない、居心地の良い余白が武南にはある。

やり遂げた感半端ない脇坂くんを見てて、我々もこれからの彼の活躍が楽しみでしかたないのです。

Life always offers you a second chance. 

合格おめでとう!よく、よ~くがんばりました!