真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

Well-rounded のススメ 祝!埼玉県立大合格

2021/02/02

選抜コースの吉澤さん(本太中出身)が埼玉県立大学に合格しました。

今年も看護師を目指す生徒は多くいます。みな試験科目をがんばって入試に臨むのはもちろんですが、大学側は、成績+α を見ているように思います。吉澤さんのプラスアルファは『ガールスカウト』でした。

「小学校の時からガールスカウトを始めました。団員とのキャンプ体験や、海外の方々との交流を通して、リーダとしてのどう仲間をまとめるか、国際的な視野とか、随分、色々なことを考え、自分を成長させる体験ができたので、高校に入ってからも、ガールスカウトは続けたいって思いました。」

「高校では、毎日の授業を大切にしてきました。看護を希望していたので、推薦入試からチャレンジしていこうと思い、推薦で大学を目指す生徒対象に実施される面接指導、小論文指導に、私も登録して、埼玉県立大対策をしてもらいました。私の担当は武田先生だったのですが、最初、先生に出された英語の課題が、まったく歯が立たず、ボロボロで…面接練習でも、え?そう言われても?というところをつかれて…悔しくって、先生の前で涙をこぼしてしまいました。それでも、『諦めない』というのが自分の良いところっと切り替えて、他人より時間がかかっても、自分で納得した解答を提出し、直された小論文はもう一度書き直して見てもらうと、『今回の小論文で、あなたの良いところはね~』と指摘してもらえるようになって、勇気づけられました。」

先生は言います。

「看護を目指す生徒はみんな頑張り屋さんなのですが、吉澤さんが合格できた理由を分析すると…しつこい、(笑)諦めなかったからだと思います。毎朝、7時半に職員室に『おはようございます。先生いらっしゃいますか?』ってやって来て、そこから面接指導やら、書き直した小論文チェック。こちらが根負けしそうでした。(笑)それともうひとつ、時代が、well-roundedな生徒を求めているのかな?とも感じました。武南の教育目標に「豊かな人間性を育てる」ってあるのですが、これを英語で言うと、The goal of our school is to develop well-rounded personality.ってなります。この「豊かな」がwell-roundedなのですが、どう「豊か」をとらえるのか?っていうことが、問われ出したのかもしれません。部活+チームワーク+学業成績との両立という従来のパターンの他にも、どう自分らしいプラスアルファをのせられるか?このことは、看護を目指す後輩たちにも考えておいてもらいたいですね。吉澤さんの場合、ガールスカウトの経験を上手に言語化できるようになっていましたからね。ほんとうれしい。良かった。良かった。後輩たちにも続いて欲しいです。」

 

合格おめでとう!誰かのピンチがあなたの出番です!良い看護師になってくださいよ。