真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

みえないところでも努力ができる 祝!明治大学合格

2021/03/29

選抜コース、サッカー部の大塚さん(大砂土中出身)と軽音楽部の中島さん(笹目中出身)が明治大学に合格しました。2年間同じクラスだったという二人は、お互いの健闘を称え合います。

大塚さんは、サッカーのできる学校ということで武南を選んだと言います。サイドバックとして大活躍したのか…というと、そこまでではなかったようですが、部活を3年間続けたということは、ほんとうに大きかったようで…こんな名言をサッカー部の後輩たちに残してくれました。

「夏の合宿を、見学することなく、乗り越えることができたなら、どんなことでも、余裕~っす。笑」

 

部活の顧問でもあり、担任でもあった津島先生は、大塚さんの逸話としてこんな話をしてくれました。

「4月ぐらいだったかな~『スマホ1日1分ルール』っていうのを彼は始めたんですよ。おかげで、ステイホーム中、伝えたいこともあったのに、クラッシー(ネット)で連絡がとれない。笑 でも、彼の取り組みを見守ってやりたかったので、家も近かったし、マラソンがてら、連絡事項を伝えに行ったり、参考書を届けたりしてました。笑」

必ず合格したい。そういう夢とか目標とかを中心に毎日の生活を組み立てていったら、雑念に流されない。そう自分を追いこんだ生徒と、その変化に気づき賭けた、部活では鬼のように厳しい先生のやさしさ。なんだかカッコイイのです。

 

「将来は考古学をやりたいって思っています。どこの地域、どの時代を掘り下げるのか…それは、大学院に行ってから決めることになるのだとは思いますが、まずはしっかり、研究する方法を学びたいと思っています。」

「みえないところでもちゃんと努力できる子なんですよ。」と、津島先生がそうおっしゃるのもよくわかりました。

合格おめでとう!大学では、自分自身の中に眠る宝探し!ですね。

軽音楽部でベースギターを担当していた中島さんは、ひょうひょうとしていて、ベース担当になった経緯も

「他のメンバーが、『ギター』『ドラム』と、先に決めていったので、自分は…ベースでいいかなって…」と、いたって控え目です。

それでも、小さい頃から、ピアノをやっていて、音楽的な素地はきちんと出来上がっていたので、ステージ発表前のリハーサルでは「全然仕上がってないじゃないか」ってまわりをさんざん心配させといて、当日にはちゃんと間に合わせる…そんな生徒だったそうです。

後輩へのアドバイスをお願いすると

「先生に言われたことは、ちゃんとやる!が一番近道だと言うことです。情報が溢れる世の中ですが、一番近くで見てくださっている先生のアドバイスをまず参考にするのがいいってことです。」

確かに、人の言うことに耳を傾けるって成功するための一番重要な要素かもしれませんね。成功するような自分に変わりたいと思っても、今まで変われなかったということは、それはつまり、自分の考えにしがみついてたってことでうからね。

津島先生も「模試の結果は気にせず最後までガンバレって言ってはいたのですが、ほんとうに、ジワジワ伸びてきましたね。他の難関私大にも合格しているので、明治合格はまぐれではない。みえないところでもきちんとやれる子が結果を残せるんですね。」

将来は、音楽に関連する仕事に就きたいと言います。

「ミュージシャンということではなく、レコード会社とか…まだはっきりとしてないけど、音楽と関わる仕事に就ければと思っています。」

自分の価値観や考え方をしっかり持っているからこそ、他人の意見に耳を傾けながらも、振り回されず冷静に対応できる…そういう意志の強い人だと思いました。

合格おめでとう!

ひょうひょうと軽やかに♪自分らしく♪