真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

権力と闘う建築家になりたい!祝 早稲田大合格!

2016/02/28

早稲田大学 創造理工学部 建築学科合格!

「権力と闘う建築家になりたい!」…そう言って、早稲田大学創造理工学部建築学科に合格した村中さん(三芳東中出身)は、武南高校へは進学コースで入学し、2年で選抜コースにステップアップした頑張り屋さんです。

建築を目指そうと思ったきっかけを

「2年の修学旅行でオーストラリアに行って、寺院とか街並みを見て回っているうちに、自分は建築が好きなんだっていう気づきがありました。」…と話してくれました。

早稲田大学のAO入試にチャレンジしようと決意した村中さんに、対策について聞いてきました。「AOにチャレンジするというのは、大切な受験期に、面接の練習等、一般入試とは違う対策をしなければならないので、最初は受験しようか迷っていたのですが、担任の増田先生が『本当に行きたいと思っている大学なら、きちんと対策をして挑戦してみたらどうだ。私も力になるから』と思いっきり背中を押して頂いて…そこからは『本当に好きな分野なら自分の意志は進化させることができる』という信念のもと、”自分を伝える力”を磨くことを心がけました。」

「グループ面接では、『権力と闘う建築家』というキャッチーなフレーズを使って、面接官に興味を持ってもらうことにしました(笑)。”権力と闘う”というのは、日本の建築は、自分たちが気づかないうちに、似たりよったりの建物の中に住んでいる、住まわされていると感じることはありませんか?国の法規制、建築会社の利益優先…そういったものが、普段生活する建物を面白味のかけたものにしてしまっている。私にはそう思えるのです。法が存在するのは仕方ないことですが、その中でもしっかり個性を打ち出す建築をしてみたいんです。例えば、京都に残る古い町屋の街並みはなぜ心をとらえるのでしょう?それは、町屋って、一見、同じ建物が並んでいるように見えますが、実は、どの町屋も少しずつデザインが違っているんです。小さな個性が大きなまとまりの中で調和しているから…美しい街並みを作っているとも言えるわけです。」

「私はイタリアの建築家レンゾ・ピアノさんが大好きなので、これからも色々な建築物を見ていきながら、自分の理想のカタチを追求していきたいと思っています。高校時代、軽音楽部に所属していたので、ハーモニーの大切さ、カタチが決まった時の相乗効果というか、1+1が2以上の輝きを放つことを体験してきました。建築の世界でも、調和のとれた建物をいつか手掛けてみたいです。」

「それはどういうこと?」っと聞きたくなる村中さんの話に引き込まれながら、彼女の大きな可能性を感じることができました。合格おめでとう!