真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

努力は報われるってことより…祝!法政大合格!

2017/03/10

「『努力は必ず報われる!』っていう言葉…僕はあまり好きじゃないんです。」

そういうのは、サッカーをやるなら…武南で!という思いから入学し、努力を続けた結果、卒業式では成績優良賞を受賞した佐藤くん(在家中学出身)です。

「この言葉って…試合やテストの前に誰かを励ます意味で聞いているのなら気持ちよく響くけど、頂点が1つだけの試合とかで考えると、たった1人の勝者以外は…みな努力してなかった、足りなかったってなりますよね。僕は、努力は結果と安易に結びつけて語るものではなく、努力ができた。努力する習慣が身についた。ということの方が大切なことのように思うんです。」

「武南の個別相談で選抜コースA判定をとれなかった僕は、このホームページで見かけた、部活と勉強を両立させたサッカー部の近藤先輩西田先輩たちの話を参考にして、朝早く学校に来て勉強することにしました。最初は7時頃登校してたのですが、欲がでてきて6時45分には学校に来てました。すると、だんだん朝早く来て勉強しているクラスの仲間が増えていったんです。嶋崎とか…笑」

「今回の入試結果ということだけで判断すると…僕は、正直、満足はしていません。でも、武南在学中に、将来の目標ができたということ、努力を習慣化することができたこと…それが尊いことだと感じています。」

3月、入試が終わった後も、学校がある日は朝早く来て、勉強している佐藤くんの姿がありました。それは、自分自身への不甲斐なさへの戒めというものでは決してなく、リベンジを期したものでもありません。若者らしい、純粋な情熱に突き動かされているもののようにみえました。

生徒の努力する姿って…素晴らしいものです。何年教員をやっていても心を打たれます。朝7時10分には、10名以上の生徒が登校し勉強している3年C組に気づいたある先生は、6時30分には学校に来て、3C教室を開錠し、窓をあけて換気し、生徒達が快適に1日のスタートを切れるように、1年間 ”陰の担任” として見守ってきたのだとか…。

「入試の結果も大切かもしれませんが、休みの少ない3年C組…も、密かに私の自慢だったりします。」

 

合格おめでとう!素晴らしい生徒との出会いに感謝です。