真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

輝く場所の探し方 祝!立教大合格

2022/03/09

サッカー部の水野さん(進学コース、蕨第二中出身)が立教大に合格しました。

水野さんが武南高校を選んだのは、

「昔は当たり前のように全国大会に出場していた武南高校サッカー部の輝きを、もう一度、自分の手で取り戻したいと思ったからです。」と、高校時代は、サッカーに打ち込む青春を送ると決めて武南にしたのだそうです。そして、その言葉通り、チームの攻撃の中心選手となって、関東大会出場を果たしました。

 

サッカー部顧問の内野監督はおっしゃいます。

「1年の時から足は速かったのだけど、コロナで練習が思うようにできなくなった時も、彼は自分でやってたんだと思う。体幹が強くなっていくのを感じたから。」その言葉通り、「コロナ禍で十分に練習ができなかった時でも、サッカーにおけるコンディションとモチベーションの維持を考え、自宅でできることを決めてやり続けました。」と、水野さんは、陰の努力は忘れなかったようです。

また、先生は、水野さんの良いところを次のように表現しています。

「身体ができてきてからの水野は凄かった!味方からのパスを、ワンタッチで誰もいないところにボールを落とし、一気に加速して相手ディフェンを置きざりにし、シュートまで持っていけちゃう。」

そんな水野さんに、一番印象に残っている試合を聞いてみると

「関東大会埼玉県予選準決勝で浦和西高校にPK戦を制して勝利した試合です。本当にチーム一丸となって戦って、あの瞬間は一生の思い出です。」と教えてくれました。

水野さんに進路を相談された時のことを、内野先生は笑いながらおっしゃいます。

「色々な大学から声がかかって、その中で彼が立教大学に行きたいというので、英語の武田先生に言ったんです。『サッカーは僕がどうにかしますから、英検2級合格させてやってください』って。(笑)」

指名された武田先生も

「内野先生に声をかけられてしまったのでね~(笑)、朝の7:20から英検2級対策をやることになってしまいました。」と、その時の様子を、うれしそうに語ってくださいました。

「はじめは、1,2回で終わるかな~って思って引き受けたのですが、彼はめちゃくちゃ本気でした。卒業式の答辞で本人が言ってたように、中学時代、勉強面でもサッカーでも、自分より優れたお兄さんと比べられ、『お前は全部、お兄さんに持っていかれたな!』って見下されこともあって、高校時代は努力し成果をだして、必ず見返してやろう!それが、彼の努力の原動力になっていたんですね。自分で買った過去問をどんどんやっていたし、一緒に解いた長文問題は、必ず全訳までしてました。4月から始めて、6月の英検で合格をめざし、万が一のためにその後のCBT受験も視野に入れ……結局、テスト1週間前と試合のある土日を除き、毎朝、全部で48日間やりました。合格した時は、そりゃ~もう、めちゃくちゃうれしかったです。受かったから言えるんですけど…『Septemberってなんだ?』って聞いたら、『金曜日!』なんて答えることもあったんですよ。(笑)でも、頑張れば受かる!受かってみせる!っていう意志が大切!彼の成功はその証明で……自分にとっても、彼に続く後輩達にとっても、大きな励みになると思います。」

水野さんも武南の良いところとして、次の点をあげてくれています。

「多くの先生が、凄く丁寧に面倒をみてくださることです。担任の碓井先生はもちろん、立教大学に進学するために、英検取得の他にも条件があり、漢字の酒井先生、小論文対策は遠藤先生、私は多くの先生方に協力してもらいながら条件をクリアーしました。自分一人では、絶対に成し遂げられなかったことなので、お世話になった先生方にはとても感謝しています。」

1年の時に任された体育祭リレーアンカー 1年の時に任された体育祭リレーアンカー

「コロナで多くの行事が潰れてしまったけど、印象に残っているのは、体育祭です。私は足が速いほうなので、一年生ながらリレーでアンカーを任された時は、とても緊張し、楽しかったです。授業では、浅野先生の英語で、SDGsについて調べて発表したことです。世界がかかえる問題を理解して、自分自身ができることを真剣に考えた授業はとても貴重な時間になりました。後輩には、英語を継続的に勉強しておくようにと言いたいです。あとで必ず役に立ちます!」

 

合格おめでとう!

先生達も一緒に戦っていたみたいですね。みなさん本当によろこんでいらっしゃいました。

これからも、自分の持ち味を生かして勝負です!