真に健全で個性豊かな人間教育の樹立

学校法人 武南学園 武南高等学校

みんな大好き ♪ 祝!千葉大・都立大合格

2021/03/16

「窓から外を見てたら、深田さんが歩いていたので……声をかけたら、全速力で校舎に入ってきて、『合格しました!』って叫ぶんだよ~もう映画のワンシーンのようで……感動だよ~。なんで動画で撮ってくれないかな~笑」と原田先生に叱られてしまいました。不覚です。

特進コースの深田さん(十二月田中出身)が千葉大学に合格しました。

 

いつもニコニコ、「武南に嫌いな先生は一人もいない!」という、穏やかな性格の深田さんの思い出に残っているのは、情報の恵良先生の授業の時の英語でのプレゼンだそうで、

「私は、小さい時から、英語を話すことが好きなので、英語を使う場を作ってくれたのがうれしかった。」のだそうです。

校長先生、教頭先生、新入生を招待してのプレゼンのトップバッターとして深田さんが、原稿を見ることもなく、化学の遺伝子作物に関するプレゼンを、英語で、堂々とするのを見て、その場にいた全員がビックリしました。

英語を教えていた武田先生が、深田さんにもらったメッセージカードを宝物を取り出すかのようにニコニコしながら見せてくれました。

「3年間先生の授業を受けただけで魔法のようにみるみると英語の成績をあげることができました。感謝してもしきれません!3年間本当にお世話になりました!一生忘れません!!」

 

「深田さんが合格して一緒になら…ホームページに載ってもいいですよ。」と言ってくれていた都立大に合格している河野さん(新曽中出身)も来てくれました。

「数学の原田先生にも、共通テストの初日の答え合わせは、次の日に影響することもあるからするなよ!って言われてのに、してしまって、落ち込んでしまった深田さん…。と、自己採点をして、初日の出来が良いのがわかって強気で二日目をむかえた河野さんと…。共通テスト後、対照的だった二人が揃って、第一志望に合格できて…。ほっとしています。」と

担任の佐藤先生もおっしゃいます。

二人は大の仲良しで、外国人旅行者に日本をプレゼンする英語の演習授業では、『すき焼き』を伝えることをテーマに選び、わかりやすいように、鍋、肉、ネギ、シラタキなどを立体模型で作って、箸を使い、鍋に入れる順番から説明していたのが印象的でした。実際に、自分たちで企画したことをネイティブの前で実演してみて、”アメリカ人は、生たまごにつけて食べることには抵抗があるんだ” という…英語が通じたことプラスアルファの発見もあったようです。

数学の原田先生はおっしゃいます。

「二人をみてきておもしろいのが、河野さんは、勉強をやっているようには見えないのに、問題をやらすと、すらすら簡単にできちゃう。そんな河野さんの姿を見て、深田さんは、焦りつつも、負けずにがんばり解答にたどり着く。そんな感じだったなぁ。なにはともあれ、二人受かってくれて、本当に良かったよ。おめでとう。」

「原田先生には本当にお世話になりました。色々話も聞いてもらいました。一緒に写真撮ってホームページに載って欲しかったです。家で学校のことをよく話したせいか、私だけじゃなく、お母さんも『武南が大スキ』って言ってて、弟も武南に入れるって、勉強頑張らせてるんですよ。」

と河野さんは笑います。

河野さんは将来、助産師に、深田さんは遺伝子組み替えの研究をして化粧品や食品開発に携わりたいと考えていると言います。

「武南に来て良かった!」

「来れば良さがわかる!」

と、高校時代を振り返り、もちろん、お世辞な部分もあるとは思いますが、笑顔で言ってくれる生徒を送り出すことができて、これ以上、しあわせなことはありません。

合格おめでとう!素敵な出会いに感謝です。